CASE06_ma-様邸

CASE06_ma-様邸

子育て中でもスタイリッシュに。 家族みんなが快適に過ごせる白い家

白いインテリアが印象的なma-さん宅のLDK。
驚いたことに、8歳と3歳の活発な子どもが遊んだり、宿題をしたりと、長い時間を過ごす場所なのだとか。
遊具や学用品が多いながら、“スタイリッシュ”と“家族の暮らしやすさ”を兼ね備えた住まいづくりの工夫を見せてもらいました。

黒をアクセントに効かせた真っ白の空間

4年前に建てたma-さんの住まいは、白い外壁にダークブラウンのタイルをあしらったモダンな外観。インテリアもご主人が好きな白をベースに、奥様が好きな黒をアクセントカラーに取り入れて、モダンなスタイルに整えました。天井や壁だけでなく床材まで白で統一した空間は、窓から注ぐ光が床、壁、天井へ反射しながら巡り、幻想的な空気を生み出しています。

スタイリッシュな空間でありながら“家族みんなの生活空間”であることを大切にしているというma-さん。お子さんが描いた絵をフレームに入れて、インテリアの一部としてさりげなく飾るなど、洗練された雰囲気のなかにも家族への愛情あふれる工夫が目を引きます。

また、1日のほとんどをLDKで過ごすお子さんのために、たっぷりの収納を用意。扉つきの収納におさめているので、遊具や学用品の色が氾濫せずすっきり。なおかつ、ひと通りの持ち物をこの部屋に収納しているので、子ども部屋との行き来が少なくて便利です。宿題をしたり、遊んだり、身支度をしたり……。常に子どもたちの活気にあふれています。

黒をアクセントに効かせた真っ白の空間

こだわりのオープンキッチンは、家族とコミュニケーションが取りやすく、生活感を感じさせない、リビング側からは手元が見えにくいタイプをセレクト。色は、光沢のある床材に似合うよう、シルキーな白を選びました。

ワークトップはステンレスにして、キリッとシャープな雰囲気に。「ステンレストップは、清掃性のよさも気に入っています。多少雑に扱ってもキズがつきにくいのもいいですね」とma-さん。

白いインテリアにしてから、汚れを気にして自然とこまめに掃除をするようになったそう。以前よりも室内をきれいに保てるようになり、“白の効果”を実感しています。

また、キッチン選びでも収納がポイントのひとつとなったそう。「キッチンカウンターの表裏両面に収納がついているのが理想だったんです」。ダイニング側には家族が共有する医療品や文具などの生活用品を収納できるので、余計な家具がいりません。3歳の子どもにも出し入れしやすい高さで、家族みんなが共有できます。

白を基調にしたインテリアは、料理を引き立てる名脇役でもあります。鮮やかな彩りに食欲も増しそう。「ごはんできたよー」「はーい」とダイニングスペースに明るい声が響きます。

清潔感と落ち着きを大切にしたサニタリー

洗面・脱衣室も白が基調。洗剤類もパッケージをはずしたり、市販のボトルに入れ替えたりと、白い容器で揃えています。水まわりに清潔感が生まれ、さっぱりと気持ちいい空間になりました。

浴室は一転して、木目調のダークオーク色(ダークブラウン)を取り入れた落ち着いたカラーリング。多忙なご主人が夜中に入ってもリラックスできる色彩です。「4面に好みの壁柄を取り入れてもお値打ちでした」とma-さん。

バスグッズは、S字フックを使ってタオル掛けにハンギングし、衛生的に管理。色は白と黒のほかにアンバーな色調の物も加えることで、空間の雰囲気がグンとアップしました。カラーコーディネートの妙が視覚的にも癒しをもたらして、ついつい長湯になります。

今後はさらに持ち物を整理して、シンプルな空間を極めていきたいというma-さん。また、これまで手がまわっていなかった庭づくりも少しずつ進めています。アプローチに防草シートを張って砂利やタイルを敷き、「近くに公園がないので、子どもがのびのび遊べる空間に」と中庭にはタイルを敷いて大きな遊具を据えました。一角にはローズマリーやタイムなどのハーブを植えたコーナーも。収穫したらキッチンに持ち込み、料理に活用しています。植栽はもっと充実させて、雑貨などで演出していく予定です。