Reformリフォーム
日勤、夜勤と忙しく働く看護師のご主人と、ネイルアーティストの奥様。
小学3年生の娘と3人で暮らす“マイホーム”は、中古住宅を購入してDIYで家づくりに参加しながらリフォームしたオリジナリティあふれる和モダンの住まいです。
mamaikoさんが3年前に購入した住宅は、もともとは単身者が建てた戸建住宅。仕切りが多いため各部屋が狭くて暗い、家族3人では暮らしづらい間取りでした。「狭さを感じさせない、開放的で、自分好みの住まいに」とリフォームしたのが、現在の住まい。仕切りを取り払ってオープンな空間にし、水まわりの位置も変えるなど、大胆に間取りを変更しました。
インテリアも“和モダン”をテーマに大幅変更。化粧梁をつけ、木部の多くをダークブラウンに塗って、和の落ち着いた雰囲気を演出。壁は漆喰風のクロスをベースに、赤いアクセントウォールを取り入れて差し色にしました
「10代の頃から着物に親しんでいたせいか、和のインテリアに関心がありました。RoomClipなどでいろいろな事例を見て好みを突き詰めたところ、和でも重厚になりすぎず、格子戸など直線的なラインとアクセントカラーを取り入れた現代的な空間に辿り着いたんです」と奥様。玄関から一歩足を踏み入れたら、そこは凛とした趣の漂う空間。インテリアのコンセプトはメインフロアのLDKだけでなく、住まい全般に反映されています。
LDKではアクセントウォールの代わりに、インテリアのテーマカラーとなる赤いキッチンを採用。「赤でも落ち着いた色合いで、しかも木目調。和の空間にぴったりでした!」と奥様。深い茶の化粧梁と絶妙なハーモニーを奏でています。さらに、憧れだった“小料理屋風”を実現すべく、ヒノキのL字型カウンターを設けました。「子どものお友達一家など、人を招いて食事会をするのが楽しみになりました。カウンターに大皿料理を並べて、ビュッフェ形式でワイワイ食事しています」と、キッチンを中心に新しい暮らしの楽しみが生まれています。
席に着いたときに対面になるカウンターキャビネットの上の家電は、テーマカラーの赤で統一。生活感が出てしまいがちなキッチン家電ですが、キッチンと同色にすることで、インテリアのアクセントに。さらに背面にDIYでダークブラウンのオープン棚を造り、テーマカラーを取り入れながらにぎわいを演出しました。白かったキャビネットの天板は、木目調のカッティングシートを貼ってコーディネートしています。実は、DIYは家づくりが始まってから芽生えた奥様の趣味。リフォーム時には梁やカウンターの壁をオイルステインで塗るなどして参加したそうです。
「ここには演出を兼ねてオープン棚を加えましたが、そもそもこのキッチンにはたっぷりの収納があって、全部扉で隠すことができるのも魅力でした。可動性のある収納パレットつきで自分仕様にできるから、助かっています」。
LDKと扉を隔ててつながるサニタリースペースは、“落ち着き”を重視してアクセントカラーは省き、LDKとのつながりを感じられるダークブラウンと白で統一しました。洗濯機も上品なブラウンを採用してコーディネート。視覚的に落ち着く、シックな空間になりました。
洗面化粧台も、やはり木目調をセレクト。画一的な印象になりがちなサニタリーに趣が生まれました。「見た目はもちろんですが、使い勝手でも助かっているんです。特に、洗面ボウルが深いところ。水はねが防げるから掃除が楽だし、つけ置き洗いにも便利です」と、機能性も実感しています。
「妻の方がセンスがいいので、インテリアは任せました」とリフォームプランは奥様に一任したご主人ですが、バスルームだけはご主人が商品を選んだそう。それは、夜勤もこなす看護師のご主人が、ゆっくり疲れを癒す場所にしたかったから。思うようにスペースがとれなかったため、壁は1面だけアクセントとしてこげ茶色にし、他は白にすることで明るく広々とした空間に見せて
休日は食事を楽しんだりDVD鑑賞や音楽鑑賞をしたりと、もっぱら家で過ごすというmamaikoさん一家。今後は、庭づくりも計画中。お気に入りの住まいづくりはこれからも続きます。