CASE07_s.k.m.f様邸

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“すっきり”が暮らしにゆとりを生んだ 家事ラクを工夫した家づくり

パタパタパタ……。「お茶どうぞー」「はい、ありがとうー」
広々としたLDKに響く、子どもの足音と家族の談笑。
家族がのびのび過ごせる空間には、賢い収納で住まいを“すっきり”させて、暮らしにゆとりを生むコツがありました。

“すっきり”のヒミツは収納の工夫

「快適に暮らすには、住まいをすっきりさせることがとても大切。空間が広々使えて子どもが自由に動けるし、何より掃除が楽になります」と奥様。約1年前に建てた新居は、“すっきり”をテーマのひとつに据えて計画しました。

その“すっきり”の大きなポイントのひとつが収納計画です。「持ち物の量を全部割り出して、適所に造りつけ収納をつくったんです。全ての持ち物を扉の中にしまえるので、余分な家具を置く必要がなく、生活動線がすっきり広々としています」。家具による住空間の凹凸がないおかげで、掃除の際に物を避けるストレスがなく、子ども達が元気に動き回っても安全です。また、綿密な収納計画により“物の定位置”をきちんと決めたおかげで、探し物の時間と手間がグンと減って暮らしやすくなりました。

さらに、インテリアの色調を統一してすっきりした印象に。収納やキッチンの扉とフローリングはダークブラウンで統一し、壁面はホワイトに。シャープな印象ながら木目のやわらかさを感じさせる配色です。加えて、収納用品もホワイトで揃えることで色が氾濫せずに整然とした印象が際立ちました。

水まわりもダークブラウン×ホワイトを基調に

インテリアの色調は、キッチンとひと続きになった洗面、バスルームまで統一しました。こうすることで、煩雑に見えがちな水まわりが居室と一体化し、すっきり見えます。

また、水まわりをひと続きにしたことで、家事動線がスムーズになり、家事効率もアップしました

バスルームの壁は、木目調のリリーフブラウン(深茶)をセレクト。4面全てに採用しています。「黒い石目調と比べ迷いましたが、重厚感を失わず水垢が目立たないようにこの色にしました。カウンターはスマートホワイトに。汚れが目立ちにくいので、掃除が楽です」と奥様。わずかな手間でピカピカに保てることが心地よく、こまめに掃除をするようになりました。鏡にいたっては、毎日欠かさずスクイージーで水切りしています。

掃除道具を使いやすく管理しているのも、“家事ラク”の小さな工夫。タオルバーやフックを使って道具一式をハンギングすることで取り出しやすく、水切れよく管理ができるので衛生的です。「バーは市販のマグネット式のものを購入しました。マグネット装着ができるのは便利ですね」。

いつもピカピカを保っているから、バスタイムが快適に。より楽しめるよう、テレビも設けました。これなら、お子さんが見たいテレビ番組の放映中でも進んでお風呂に入ってくれます。また、バスタイムをいちばん楽しんでいるのはご主人。仕事が多忙で新居でなかなかゆっくりできないというなか、「風呂はゆっくり浸かります。野球観戦しながらくつろいで、1時間近く入っていることもありますよ」。

“家事ラク”が暮らしにゆとりを生んで

新居に工夫を凝らしたことで家事にかかる時間とストレスが減りました。ライフスタイルがガラリと変わり、家族との時間をゆったりと過ごしています。また、「収納計画で物がすっきり収まったので、インテリアグリーンを飾るゆとりができました。掃除の邪魔にならない程度に置いているのですが、家の雰囲気がより明るくなりますね」と奥様。近隣のショップを探索するなど、以前にはなかった楽しみが暮らしに加わりました。

緑のディスプレイのほか日々の食事、掃除や収納の成果など、暮らしの一コマをカメラにおさめて楽しむようにもなりました。「最近、一眼レフを新調したんです。主人に買ってもらいました!」お気に入りの写真はRoomClipにアップし、さまざまな人と共有しながら家事のモチベーションを高めています。

今後の暮らしのテーマは「断捨離です」と奥様。快適な住まいは、暮らしを見直すことで実現する……。家づくりを通じて知った快適ライフのコツを、これからも実践していきます。