CASE02_usako様邸

CASE02_usako様邸

やすらぐからこそ人が集う。 こだわりを詰め込んだ3軒目の住まい

クラフト作家としても活動している奥様。
ご自宅は、来客が多く、「何度でも遊びに行きたくなる」と評判なのだとか。
自然素材にこだわったホワイト基調のインテリアに、自身の作品やグリーンが映える"癒しの空間"を訪ねました。

テーマは「人が集まって楽しく過ごせる家』

「実は、家を建てるのはこれで3軒目。自分らしいインテリアを目指すために、間取りはもちろん、ひとつひとつの素材やパーツまでこだわりました」というusakoさん。2世帯住宅を建て、ひとつ屋根の下、usakoさんご夫妻が1階に、息子夫婦と孫2人が2階に暮らしています。食事の際は必ず1階のダイニングに家族全員が集まり、楽しい時間を過ごしているそう。

「とにかく、『人が集まって楽しく過ごせる家』にしたかったんです」。クラフト作家としても活動している奥様は、自宅のリビングダイニングで「ミニチュアドール」や「ポーセラーツ」など様々なクラフト教室を開いています。来客が多くても窮屈に感じないように、間仕切りの少ないオープンな間取りにし、さらに掃除がしやすくなるようなるべく床をフラットにしたそうです。

「作品や雑貨、グリーンを飾るのが大好きなんですよ」とにっこり笑う奥様。壁にニッチやオープンシェルフなどを配して、ポイントごとにディスプレイスペースを設けています。

デザイン性と機能性を両立したキッチン空間

リビングダイニングとつながるオープンキッチンも、誰でも気軽に入れて、複数人が立っても狭さを感じない広さを確保しています。「教室でも、生徒さんには『自由に入って自分でお茶をいれていいよ』って言っているんですよ」。システムキッチンは白でまとめたインテリアにあわせて「ラフソーンホワイト」を選びました。

オープンな空間をさえぎらないようにしつつ、コンロやレンジフードがリビング側から丸見えにならないようにするために選んだのは、セミオープンスタイルのキッチン。部分的な間仕切り壁も、圧迫感が出てしまわないよう窓をはめ込んでいますが、こちらも奥様こだわりのアイテム。「一枚ずつ好きなガラスのデザインをチョイスしてアイアンと組み合わせてオーダーしました。レンガ張りの壁も、ハンドメイド感をアップさせるために、自分で目地に漆喰をプラスしています」。

デザイン性に加えて、キッチン選びの決め手となったのは、スルスルと楽に引き出せる収納の機能性。「なんといってもすべての引き出しを、丸ごと抜き出せるとういうところが本当にお気に入り。引き出しを取って奥まで拭き掃除ができるので、手入れが楽になりました」。

デザイン性に加えて、キッチン選びの決め手となったのは、スルスルと楽に引き出せる収納の機能性。「なんといってもすべての引き出しを、丸ごと抜き出せるとういうところが本当にお気に入り。引き出しを取って奥まで拭き掃除ができるので、手入れが楽になりました」。

一方で、見せたくないものはバスケットにしまったり、炊飯器など生活感が出てしまうものはリビングからは見えにくい低めの位置に収納場所を予め設定するなど、「見せる」と「隠す」のメリハリがついているものポイント。キッチンツールや調味料類、飲み物類など、しまう「もの」と「場所」を事前に細かく想定した機能的な収納計画が功を奏し、見た目のみならず、機能性に富んだキッチン空間ができあがっています。

LDK以外も工夫が満載

「くつろげるから、やっぱり欲しかった」と、リビング脇の一段高い場所に設けたのは、気軽にごろんと寝ころべる畳敷きの「和室」。孫たちも遊具を思いっきり広げて遊べるうえ、来客時にはゲストルームに早変わりするなど、多目的に利用できているといいます。

サニタリースペースは造作した洗面台を設置し、シンクは広く深めのサイズを選んでいます。理由は、「ポメラニアンがいるので、室内にも立ったまま利用できる脚洗い場があると便利だなと思った」から。サニタリースペースはプライベート空間と位置づけ、掃除性を重視して収納スペースにはあえて扉を設けていないのもポイントです。

ホームパーティーを開いて、大人数で食事を楽しむことも多いといいます。「お客様から『なんだかこの家、居心地がいいなあ』と言ってもらえることが、ほんとに嬉しくて。これからもRoomclipでいろいろな情報を得ながら、もっと手を加えていく予定です」とにっこり笑う奥様。家族のみならず、訪れる人までが癒されるusakoさんの『誰もがやすらげる場所』づくりはこれからも続きます。