04_リフォーム前に要チェック!使いやすいキッチンレイアウト紹介

キッチンをリフォームする前には、最適なレイアウトについて納得できるまで検討しておきたいものです。後で後悔しないためにも、多くの選択肢の中からキッチンスペースにフィットするレイアウトを選ぶことが大切となります。

そこで、ここではリフォームで選ばれるキッチンのタイプやそれぞれの特徴、おすすめのレイアウトなどについて紹介しています。

リフォーム相談をする前に整理しておきたいこと

キッチンのリフォームでどのようなレイアウトにするかは、リフォーム前に以下のポイントをチェックしながら決めていきましょう。

① リフォームの目的

キッチンのリフォームで後悔しないためには、どのような問題を解消したいのか、キッチンをどう使いたいかといった目的をはっきりさせておきましょう。

「対面式で家族と話しながら料理したい」「収納をとにかく充実させたい」「掃除が簡単で調理時間が短縮できるキッチンにしたい」など、人によってキッチンリフォームの目的はさまざまです。複数の問題を解決したい場合には、優先順位をつけて考えていくとよいでしょう。

② 予算

コストを抑えたリフォームを重視するなら、最初に予算の上限額を決めておくことも大切です。「どんなキッチンにリフォームしたいのか?」を考え、設定した予算内で出来るやりたいことの優先事項を決定し、プランを立てていきましょう。

ただ、L型キッチンを希望しながらコスト重視でI型キッチンを選んだ場合、オプションで収納スペースや機能を追加したら予想より高くなってしまった。というケースもありますので気を付けましょう。

③ 部屋の広さと形

新しいキッチンを置けるスペースがあるかどうか、部屋の広さと形を確認しておきましょう。

たとえば壁付けされているキッチンをアイランドキッチンへリフォームしたい場合、充分な広さがなければ、設置が難しい場合もあります。

シンクや作業スペースを大きく取りたくても、キッチンスペース自体が狭い場合、動線が悪くなってしまうケースもあるでしょう。

部屋の広さと形を把握し、そこに合ったタイプのキッチンを選ぶようにしましょう。

 

リフォームにおすすめ!I型キッチンとL型キッチン

ここではリフォームにおすすめの、シンクとコンロが横並びになった「I型」と、シンクとコンロが直角に配置された「L型」の2つのタイプをご紹介します。

I型

I型は左右の移動のみで調理ができるため、ムダな動きを省いて流れるように作業できるメリットがあります。

もしかしたら、今お使いのキッチンがI型であるという人も多いのではないでしょうか?既存のキッチンはI型である場合が多いです。そのため、同じI型へリフォームする場合は、排水管や配線などの大掛かりな工事を最小限に抑えられ、リフォームしやすいというメリットもあります。

シンクとコンロが横並びになった「I型」

L型

L型は作業スペースを広く取れ、2人作業がしやすい、動線が短く済むといったメリットがあります。2人同時にキッチンスペースへ入っても作業スペースを確保しやすいため、家族で料理をしたいという人にも向いています。

シンクとコンロが直角に配置された「L型」

I型、L型キッチンを壁付けに設置するレイアウトは、他のレイアウトと比べて、スペースが広く取れない場所でも取り入れやすいです。作業スペースがリビングダイニング側と共同になるため、充分な広さが取れない場合でも狭さをあまり感じることなく、キッチンを設置できます。

また、スペースの広さによっては、キッチンの片側だけが壁に面し、リビングダイニングに対面する形のペニンシュラキッチンを設置できることもあります。

部屋の広さや形を見てどのタイプが良いか迷う場合には、リフォーム会社の担当者に相談してみるのもよいでしょう。

キッチンリフォームのおすすめレイアウト

ここでは、I型キッチンとL型キッチンを活用した、それぞれおすすめのキッチンレイアウトの例についていくつかご紹介します。

①I型キッチンですっきりと

キッチンスペースが長方形に近い形の場合はシンプルなI型キッチンを選ぶとすっきりまとまります。

振り向いたときに食器棚や冷蔵庫があったり、リビングダイニングのイスやテーブルがあったりと通路幅が狭いと感じる場合には、収納スペースの戸を開き戸から引き出しへ変更することも検討してみましょう。開き戸の場合は、ものを取り出す際には扉をすべて開く必要があり、狭い通路をさらに圧迫してしまいます。一方で引き出しの場合は、たとえば手前のものを取り出す場合には必要な分だけ引き出すだけで済み、引き出し正面ではなく隣に立ちながら取り出すこともできるので、通路幅が狭く手も収納しているものを取り出しやすくなるでしょう。

②L型キッチンで作業スペースを確保

キッチンスペースが正方形に近い形の場合は、L型キッチンを選ぶことで作業スペースを広く確保することが可能です。

I型からL型へリフォームするなどこれまで使っていたキッチンとは異なるタイプにリフォームする場合、冷蔵庫や家電ラックなどを同じ場所におけるとは限らないため、リフォーム後の配置場所もイメージしておくとよいでしょう。

③憧れのペニンシュラキッチンで対面式に

リビングダイニングに充分な広さがある場合は、キッチン部分を広めに取ったペニンシュラキッチンを設置することも可能です。

ペニンシュラキッチンはリビングダイニングに向かって設置する対面キッチンなので、会話を楽しみながら調理することができます。カウンター形式にして簡単な朝食やティータイムが取れるレイアウトにしてみるのもよいでしょう。

ただ、キッチンの位置を変更する場合には配管や換気扇の位置を変更する工事も必要となってくるため、予算と相談しながら決めていきましょう。

まとめ

キッチンをリフォームする前には、部屋の広さと形をしっかりと把握したうえで、キッチンのタイプや特徴を理解することが大切です。予算や目的もはっきりさせておくと、選択肢で迷った際にスムーズに決めることができるでしょう。

ハウステックでは、様々なキッチンレイアウトに合わせることのできるシステムキッチン「カナリエ」をご用意しています。I型、L型、アイランド、ワイドカウンター、ワークフロントと様々な形がありますので、是非理想のキッチンレイアウトを見つけてください。

どのキッチンレイアウトにしようか迷った場合はキッチンメーカーの担当者やリフォーム業者の担当者など、キッチンリフォームのプロにアドバイスを受けつつ、キレイで使い勝手の良いリフォームをかなえていきましょう。