03_憧れのアイランドキッチンのメリット&デメリットを知ろう!

スタイリッシュで料理や家事が楽しくなり、ゲストを招待したくなるイメージのアイランドキッチン。憧れる人も多く人気のキッチンですが、メリットやデメリットについて充分理解せずに選んでしまい、後悔するケースも少なくありません。

「こんなはずではなかった」を回避してアイランドキッチンを使うために、ここではアイランドキッチンが持つメリットやデメリットについて紹介しています。

アイランドキッチンとは

島のように設置されている独立型キッチン

アイランドキッチンとは、壁面から離れた場所にレイアウトされたキッチンのことです。空間に独立した形で設置された様子がアイランド(島)に似ていることから、アイランドキッチンと呼ばれています。

アイランドキッチンはリビングダイニングへ向くように設置されていることが多く、家族やゲストと対面で調理をおこなったり、カウンターのように使ったりすることも可能です。

アイランドキッチン カナリエ

アイランドキッチンの種類

一般的な住宅に採用されるアイランドキッチンには、「I型」と「Ⅱ型」があります。

 

【I型】

コンロとシンクが1列に並んだ最もシンプルな形のキッチンです。四方を取り囲んで複数人で調理ができ、まさに家の中心的な存在になるでしょう。

【Ⅱ型】

コンロとシンクが2列に分かれて配置されたキッチンです。排気経路上、コンロが壁付け、シンクがアイランド、と配置されることが多いです。「セパレート型」と呼ぶこともあります。コンロを壁付けにすることで、アイランドのデメリットである調理中のニオイや汚れの飛び散りが比較的おさえられます。

アイランドキッチンのメリット

アイランドキッチンには、以下のようなメリットがあります。

アイランドキッチンのあるリビング

会話しながら料理ができる

リビングダイニングと対面する形になっているアイランドキッチンでは、リビングにいる家族やゲストと会話しながら料理ができるため、独りぼっちにならずに調理することが可能です。

作業スペースが広くなる点と併せても、アイランドキッチンは複数人でコミュニケーションを取りながら使用する場面に向いているといえるでしょう。

イベントやパーティー、プライベートな料理教室などにも、アイランドキッチンはおすすめです。

左右からの動線の確保ができる

アイランドキッチンは両端が壁面から離れ、空間が独立しているため、左右から動線の確保ができます。家族みんなで料理をしたりゲストを招待したりするときも、左右どちらからでもキッチンに入れるため、スムーズに料理ができるでしょう。

リビングダイニングの様子が分かる

小さなお子さんがいる家庭では、料理中、お子さんの様子が気になるという人もいるのではないでしょうか?

アイランドキッチンの多くはリビングダイニングを見渡せるような設計になっているため、料理中でもリビングダイニングにいる小さなお子さんの様子を見守ることができます。

スタイリッシュでおしゃれに見える

アイランドキッチンの大きなメリットといえるのが、そこにあるだけで空間がスタイリッシュに見えるところでしょう。アイランドキッチンは見える点を意識したデザインのものも多く、独立しているキッチンの存在感は、インテリアが好きな人ならずっと眺めていたくなるほどです。

会話が楽しめるメリットもあり、頻繁にゲストを呼びたくなるかもしれません

アイランドキッチンのデメリット

目に見えるメリットの多いアイランドキッチンですが、使い勝手の部分においては、以下のようなデメリットがあることも理解しておく必要があります。

汚れやすい

空間に独立しているアイランドキッチンは、調理の際に四方へ汚れが飛びやすいデメリットがあります。揚げ物や炒め物、色素の濃い食材を扱う際には、周囲へ汚れが飛ばないように注意を払いましょう。飛びハネ防止にガラスパーテーションの設置も有効です。

部屋に匂いがつきやすい

汚れが飛びやすいアイランドキッチンは、当然ながら調理の匂いも部屋に充満しやすくなります。スパイスやにんにくなどの香りの強いメニューを作る際はレンジフード(換気扇)を強でまわす、窓を開けるといった対策が必要となります。

リビングにソファやクッション、カーテンなどがある場合はこまめに洗ったり、消臭剤をスプレーしたりといったケアもおこないましょう。

こまめな整理や掃除が必須

四方から見えやすいアイランドキッチンは部屋での存在感が強いため、美しい状態をキープしていないと、部屋全体が散らかった印象になってしまいがちです。

壁に面して奥まった場所にあるキッチンよりも、こまめな整理整頓や掃除は必須となるでしょう。

設置する場所が限定される

壁から離れた場所に置くアイランドキッチンは、島として独立するスペースが確保できる場所にしか設置することができません。

無理に置くとリビングスペースが極端に狭くなり、壁との距離も近くアイランドキッチンの良さが発揮できないケースもありますので、しっかりと検討した上で決めましょう。

まとめ

アイランドキッチンとは、壁から離れた場所に独立した形で設置されるキッチンのことで、部屋の場所を取るなどのデメリットもあります。しかしその一方で、対面で調理ができる、作業スペースを広く取れる、左右から動線の確保が出来る、リビングダイニングの様子が分かるなど、スタイリッシュな見た目だけではない機能的なメリットがあります。これらを考慮しきちんと理解したうえで決めることをおすすめします。

 

ハウステックでは、様々なインテリアスタイルに合わせて希望のレイアウトにできるシステムキッチン「カナリエ」をご用意しています。アイランドキッチンも含め、様々な人気のあるレイアウトをご紹介していますので、ぜひ参考にしながら、快適なキッチンを見つけてくださいね。