01_キレイに収まるキッチン収納アイディアと便利アイテム

システムキッチンを使いやすくキレイに整えるには、上手な収納が欠かせません。ちょっとしたワザありテクニックを使えば、美しく使い勝手のよいシステムキッチンで快適に過ごせるでしょう。

ここでは、システムキッチンでアイテムごとの収納方法や効率よく料理できる収納のコツなどについて紹介しています。

システムキッチンの収納で押さえたいポイントは?

システムキッチンの収納では、以下のようなポイントが大切となります。

ゾーニングを意識する

 システムキッチンの収納スペースは、踏み台などが必要な上部の棚としゃがんで取り出す必要のある下部の棚などの上下移動が必要な範囲と、水まわりからコンロへ伸びる左右移動が必要な範囲に大きく分けられます。

 キッチンで作業をする際に、どのような流れでアイテムを使うかイメージし、流れの動きの中で自然に移動するゾーンから取り出せるように収納すると、効率良く動くことが可能です。

 普段あまり使わないものと普段使いするものを分ける際にも、キッチンのゾーニングを意識して収納していくとよいでしょう。

取り出しにくいスペースを減らす

 左図のゾーニングのうち、キッチン上やシンク下など上下の収納スペースは、アイテムを取り出す際にしゃがむ、または背伸びするか踏み台を使用するなど、取り出しにくいスペースとなります。

 上下の収納スペースには通常あまり使わないアイテムや、季節行事にだけ使う食器などを収納するのが一般的です。しかし、取り出しやすい左右のスペースは何かと埋まりがちで、上下の収納スペースに余裕ができてしまうケースも多いもの。収納用の便利アイテムなどを活用して、取り出しにくいスペースにも普段使いの食器や調味料などを収納できれば、バランスよく収納することができるでしょう。

入りきらないアイテムは「見せる収納」を上手に活用

 上下の棚や左右の収納スペースにも収まらない調味料や調理器具などは、作業スペースに棚を置いて並べるといった「見せる収納」を活用しましょう。

 特に調味料は「置く場所がないから」と上下の棚に収納してしまうと、なかなか取り出さずに賞味期限を迎えてしまいがちです。

 次章で紹介するアイテムごとの収納テクニックを使い、美しい見せる収納で作業しやすくオリジナリティもあるキッチンスペースを実現しましょう。

アイテムごとのキッチン収納テクニック

システムキッチンで使うアイテムごとの収納テクニックには、以下のようなものがあります。

【毎日使わないもの】重いものは下へ、軽いものは上へ

 鍋やカセットコンロ、季節行事で使う食器や缶詰、調味料など、普段あまり使わないアイテムのうち、重いものはキッチン下の収納スペースへ、ラップやアルミホイルといったキッチン雑貨のストック、小麦粉など、軽いものは上へ収納します。

 ファイルケースやプラスチック製のボックスを使用することで、奥行きを活かして取り出しやすく収納できるでしょう。

醤油やみりんなどの調味料ボトルはコンロキャビ周辺に、洗剤類はシンクの下側へ置くことで、作業時の流れがスムーズになります。

【毎日使うもの】見せる収納で効率アップ

 塩胡椒やスパイスなどの調味料やおたま、フライ返しといった使う頻度の高いアイテムは、見せる収納で料理の効率をアップしましょう。

容器を同じ種類に統一したり、スパイスラックなどを使ったりすると、省スペースですっきりまとめられます。

 ボウルや調理器具を見せる収納で置く場合、デザイン性のあるものを選ぶとキッチンスペースがぐっとおしゃれになるでしょう。

フライ返しや菜箸などは壁面や引き出し内に網やマグネットなどを使い、吊るして見せる収納が使い勝手もよくなります。

普段使いの食器類はシンク側の上下を使うか、デッドスペースを利用できるキッチン家具を利用して取り出しやすさ、洗った後のしまいやすさも優先するのがおすすめです。

アイテム収納時の注意点

アイテム収納時には、以下のような点に注意しましょう。

 

・収納グッズやキッチン家具は購入前にサイズを確認

収納グッズやすき間家具を購入する際は、事前に計測して希望通りに使えるサイズであることを確認することが大切です。大き過ぎると買ってもスペースに収まらなかったり、予想よりも小さいとデッドスペースが有効活用できなかったりしてしまいます。

 

・リフォームも視野に入れて快適なキッチンスペースを

収納スペースをうまく使い切れない場合は、思い切ってキッチンのリフォームを検討するのも1つの方法です。機能的で使いやすい収納スペースを備えた最新のシステムキッチンなら、家具やアイテムを買い足さずに使い勝手のよい空間をかなえられるでしょう。

まとめ

システムキッチンの収納を活用するには、縦や横といったゾーニングを意識しながら、作業時の動線を考えて置くアイテムを決めていくのがポイントです。必要に応じて収納グッズや家具を買い足すか、リフォームも検討してみましょう。

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