24_リタイア後の快適な暮らしのために 安全で使いやすいキッチンリフォーム事例を紹介

キッチンは毎日立つ場所です。「使いにくい」と感じながら使っていたら、歳を重ねるにつれて料理が億劫になってしまいます。

歳を重ねたときにも楽しく安全に料理ができるようなキッチンリフォームを検討してみませんか?

今回は、ご高齢の方に人気のリフォーム事例をいくつか紹介します。今のキッチンが「使いにくい」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

人気のキッチンリフォーム事例

内閣府が発表している「高齢者の生活環境」によると、高齢者の家庭内事故の発生場所は、居室の45%と階段の18.7%に次いで、「台所・食堂」が「17%」の割合を占めています。

 

参考:https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/zenbun/s1_2_6.html

内閣府「高齢者の生活環境」(2018年)

 

キッチンは「使いやすさ」が大切ですが、「安全性」も忘れてはいけないポイントです。リタイア後の快適な暮らしのために「使いやすさ」と「安全性」を両立したリフォームをしたいですね。それではリフォーム事例をみていきましょう。

 

ガスコンロからIHクッキングヒーターへリフォーム

安全性や掃除の手軽さから、IHクッキングヒーターにリフォームする方が増えています。火を使わないので、火の消し忘れや燃え移りによる火事の心配が少なくなります。

しかし、使用中や使用後のIHクッキングヒーターは、トッププレートが高温になっているため、うっかり触って火傷をしてしまうことがあります。

うっかり事故を防ぐためにも、使用中や高温時はトッププレートが点灯する製品を選んでおくと安心です。

IHヒーターへリフォーム

ワークトップを体に負担がかからない高さへリフォーム

身体への負担が少ないキッチンにリフォームするためには、ワークトップの高さも大切です。一般的に、キッチンの理想の高さは「身長÷2+5」の計算式で求められます。

しかし、高齢になると姿勢や筋力の変化もあり、計算式で求めた高さが必ずしも使いやすいとは限りません。

自分の身体に合う高さを知るためにも、一度ショールームで実物を見学してみましょう。

簡単に操作ができる水栓へリフォーム

力をかけずに簡単に操作できる水栓が人気です。おすすめなのは「センサー水栓」です。

手をセンサーにかざすだけで水栓に触れることなく吐水・止水ができます。

センサー水栓

掃除が簡単にできるワークトップへリフォーム

ワークトップは作業台として使うので、気付かぬうちに汚れてしまうものです。掃除が簡単な素材や汚れにくい素材を選んでおけば、日々のお手入れも楽になります。

掃除が簡単な素材として人気なのが、エンボス加工のステンレスや人工大理石です。人工大理石はおしゃれな色柄が揃っていますので、楽しみながら選びたいですね。

キッチンワークトップ

吊戸棚を電動昇降タイプへリフォーム

高い位置にある吊戸棚から物を取り出す動作は、無理な姿勢になりがちです。高齢になったとき、姿勢を維持できずにバランスを崩して転倒してしまう恐れがあります。

吊戸棚から安全に物を取り出すためにも、電動昇降吊戸棚へリフォームしておくと安心です。

スイッチ操作で棚が電動昇降するため、簡単に棚の中の物を取り出すことができます。吊戸棚の上段に入れた物も取り出しやすいので、棚全体を有効活用できることもうれしいポイントです。

電動昇降吊戸棚

キッチンの床をリフォーム

キッチンでは長時間立って作業することが多いので、足腰に負担がかかってしまいます。

足腰への負担を少しでも軽くするために、キッチンの床材を柔らかい素材にリフォームしておくとよいでしょう。おすすめなのは、クッションフロアとコルク材です。

どちらも柔らかい素材なので、足腰への負担が軽減されるだけではなく、万が一食器を落としたときにも、フローリングの床に比べて破損のリスクが低くなります。

まとめ

歳を重ねるにつれて、身体やライフスタイルなど、さまざまなものが変化します。新築当時は使いやすかったキッチンも、だんだんと使いづらさを感じてしまうかもしれません。また、使いづらさから、思いがけない事故が起こってしまうことも懸念されます。

 

リフォームを考えるときは、今の暮らしはもちろんのこと、リタイア後の快適な暮らしを見据えてプランを立てるようにしましょう。「使いやすさ」と「安全性」がポイントです。

 

ハウステックのショールームでは、実際にキッチンを見て、触って、体験することができます。自分の使い勝手の良いキッチンにするためにも、一度ショールームでキッチンを見学してみてくださいね。