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ヒートポンプで大気の熱をくみ上げて、お湯を沸かすシステムです。さらに、割安な夜間の電力を使用してお湯を沸かすことで、給湯にかかる電気代は非常に安くなります。当社試算では従来型のガス給湯器に比べて、ランニングコストが、約1/3~最大1/6になります。
(条件:●都市ガス給湯器とHHP-YE37AY2(運転モード:おまかせ省エネ)を比較 ●給湯負荷:JIS C 9220:2018の年間保温モード熱量 ●電気料金:各電力会社の「(季節別)時間帯別電灯契約」、基本料金、燃料調整額含まず(2019年2月現在、当社調べ) ●ガス料金各地域の都市ガス料金、都市ガス給湯器の効率80%、基本料金、原料費調整額含まず。(2019年2月現在、当社調べ) ●お住まいの地域、ご使用状況により光熱費は異なります。また、全ての電力会社において割安な夜間電力料金プランが選べるわけではありません。※運転モードにより昼間に沸き上げを行う場合があります)。
エコキュートはタンクの底部から水を取り出して大気熱の熱をヒートポンプで汲み上げて一気に高温に沸きあげ、高温のお湯をタンク上部より貯めていきます。
電気温水器は、タンク内部のヒータでタンク全体をゆっくり沸き上げます。もちろんエコキュートも電気を使用しますが、電気代は電気温水器の1/3~1/4に抑えることが出来ますし、短い時間で給湯や湯張りに使うお湯を作り出すことができます。
ヒートポンプに使われる冷媒には、大別するとフロンガスのように人工的に作られたものと、もともと自然界に存在する自然冷媒と呼ばれるものの2種類があります。自然冷媒には、二酸化炭素、アンモニア、水、プロパン等があり、使用目的にあわせて選ばれています。エコキュートに使われている二酸化炭素(CO2)は、水を一気に高温に高効率に沸きあげることができるのでヒートポンプ給湯器に適した冷媒です。
塩害地エコキュートは、
(1) 外装(ネジ含む)が耐腐食材質
(2) 制御基板の腐食防止といった腐食しにくい仕様
となっています。
【内部熱交換方式】
貯湯タンク内上部にラセン状の配管(熱交換器)を設け、その配管内に浴槽の冷めたお湯を通すことで熱交換を行います。構造が簡単ですが、追い焚きするとタンク内の温度を全体的に下げてしまいます。
【外部熱交換方式】
外部の熱交換器に、タンク内の熱湯と浴槽の冷めたお湯を交互に重なり合う部屋を設けた熱交換器に通すことでふろのお湯を温めます。冷めたタンクのお湯はタンクの底部に戻るため、タンク内の温度分布は比較的維持されます(上部が高温、下部が低温)
消費者の使用実態を考慮にいれたエコキュート全体のエネルギー消費効率を表すために、年間を通じてある一定の条件のもとに、ヒートポンプ給湯器を運転したときの単位消費電力あたりの給湯に係る熱量を示した数値が「年間給湯効率(APF)」となります。
①:年間給湯効率(AFP)=②÷③
②:一年で使用する給湯に係る熱量
③:一年で必要な消費電力
季節によって電気代は変動します。ご使用の湯量、湯温でも電気代に差が出ます。また冬期は給水温が低いため、同じ湯量を使用したとしてもタンク内のお湯を多く使うことになること。また外気温も低いため夏期に比べるとヒートポンプによる沸き上げ効率が低下するので、電気代は夏期より冬期のほうが高くなります。
貯湯タンクの外装前面カバーに貼付したラベルに型式が表示されています。また、ヒートポンプユニットも外装カバーに貼付したラベルに型式が表示されています。両方をご連絡いただくと機種の特定が早くなりますので、ご協力お願いします。
お風呂の機能や1日に使用する湯量、設置条件等により、さまざまなタイプがあります。
【ふろ機能】
おふろの機能により、「フルオート」「給湯専用」の2タイプがあります。
【タンク容量】
貯湯式としてはご家庭の人数や1日に使用する湯量により、370L・460Lタイプなどがあります。また、形状には省スペース設置に対応した薄型タイプもあります。
原則、使用できません。(断水していなければ水は出ます)
・停電時点の機器の状態によっては、お湯が出る場合があります。
ただし、タンクにお湯が残っている間のみで、設定温度では出ませんので温度をご確認のうえ、ご使用ください。
・ふろ機能は使用できません。
入浴剤はご使用いただけますが、酸、アルカリ、イオウ分が多い入浴剤は配管内部が腐食され、水モレや故障の原因になります。また温泉成分やとろみ成分を含んだ入浴剤も、配管機器やセンサー類の故障の原因になりますので、使用しないでください。
そのままでの飲用はしないてください。長期間のご使用でタンク内に水あかがたまったり、配管材料の劣化などで水質が変わることがあります。飲用される場合は、下記の点に注意し必ず一度煮沸してください。
・必ず水道法に定められた飲料水の水質基準に適合した水を使用してください。
・固形物や変色、濁り、異臭があった場合には、使用せず直ちに販売店へ点検を依頼してください。
エコキュートへの給水配管や、給湯配管に凍結予防ヒータを巻いていただくことをお勧めします。ふろ配管やヒートポンプとの接続配管は、一般的には凍結予防運転を行っていますので、ヒータを巻かなくても凍結の恐れはありませんが、寒冷地域等、特に凍結の恐れがある地域では、給湯、給水配管同様、凍結予防ヒータを巻いていただくとより安心です。凍結予防や除霜運転のため、ヒートポンプユニットが運転することがあります。また、ふろ配管は、浴槽の残り湯を循環させることにより凍結予防運転を行っていますので、冬季は浴槽の残り湯を抜かないようにしてください。
(1) 台所リモコンの表示画面を確認してください。
※表示が消えている場合は、貯湯ユニットとヒートポンプユニットを満水にし、電源を入れてください
(2) リモコンの表示画面で湯量を確認してください。
※湯量が十分でない時は、お湯を沸き上げるスイッチを押してください。
(3) 時刻が合っているかを確認して、温度設定などを行ってください。
お湯の使用量が少ない場合は、自動やおまかせ設定をするとお湯の使用量に合わせた沸き上げ温度や湯量を沸き上げますので、ランニングコストは比較的安く抑えることができます。
一方、「深夜のみ」モードを選択すると、電気代の高い昼間の時間帯の沸き上げ運転を行わないので電気代は安くなりますが、お湯を使用する頻度が高い夕方から夜に湯切れが発生しやすくなりますので注意が必要です。
(1) 白系の浴槽の場合、光の屈折で水が青く見える場合があります。透明なコップ等に水をくんで確認してください。
(2) 衣類も青くなる場合、水に溶けた銅イオンが考えられます(青水)。元々の水道水にも含まれている場合もありますが、給湯器の配管には銅管が使われています。この銅管から溶け出した銅イオンと石鹸の脂肪酸や皮脂が反応すると、青色の不溶性銅石鹸が生成され、浴槽の周囲などに生成付着して青くなることがあります。使用地域の水質によっても同様の反応が起こり、うす青くなることがあります(井戸水や簡易水道での使用時に比較的起こりやすい現象です)。また銅と空気と水の反応で塩基性炭酸銅(緑青)が銅管表面に発生することもあります。なお緑青・不溶性銅石鹸はいずれも無害です。タオルの場合は70~80℃のお湯に食用酢を混ぜて10~15%の溶液を作り、浸け置きすれば色が落ちます。浴槽やタイル目地の場合は台所洗剤をつけてスポンジでこすり落としてください。またこまめ清掃により湯垢がつかないようにすることで防止できます。
機種によっては、30分間操作しないと画面表示が消灯するものがありますが、省エネ機能によるものなので、故障ではありません。再び押すことで再点灯します。
毎日お湯はりして新しいお湯を利用していただくことをお勧めします。前日の残湯を追いだきする方が水道代分はお得になりますが、エコキュートの場合、追いだきの時に貯湯タンクのお湯(熱)を間接的に利用するため、効率が下がり電気代が高めになり、また同量のお湯はりをする場合に比べ、時間もかかります。
旅行などで数日間お湯を使用しないときに、沸き上げを休止する期間を設定することができます。休止できる期間や設定方法は、機種によって異なりますので、詳しくは現在お使いいただいている商品の取扱説明書をご覧ください。
下記に当社取扱品の例(株式会社コロナ、日立アプライアンス株式会社)を示します。
停電時・断水時は、基本的にはお湯の使用はできません。ただし、貯湯ユニットの非常用水取り出し口から生活用水(雑用水)としてお湯を取り出すことは可能です。
沸き上げモードが「自動」もしくは「連続」の場合、昼間の使用湯量によっては昼間でも運転します。また、外気温が5℃以下の場合、昼間でもヒートポンプ循環及びフロ循環配管の凍結予防運転や除霜運転をするため運転する場合があります。
「休止」モードの設定でも、凍結予防のため外気温度が約5℃未満になるとヒートポンプは作動します。凍結防止運転は「電源」と「水」が入っていれば、運転モードに関係なく作動します。
沸き上げ温度の変更はできません。沸き上げ温度は外気温とリンクしたり、自動やおまかせ設定の場合、お湯の使用量に応じて自動で変更してムダな沸き上げを無くしたり、電気代を抑えるように制御しています。
ジェットバスをご使用されている場合、気泡が大量に発生している状況では、水位を誤検知する可能性があります。また、水位センサのゴミ詰まりや循環ホースの劣化、指定外の循環金具を使用していたり、試運転が完了していない場合も水位が安定しません。
水位レベルを下げてください。また以下の条件下においてもお湯があふれる場合がありますので、ご確認ください。
・お湯の使用量が少ない場合や、夏場など気温が高い場合は、不要な沸上げ運転を防ぐため、満タンに沸き上げない場合があります。
・外気温が氷点下になるときは深夜時間帯で沸き上がらないことがあります。
・早朝(深夜時間帯)に大量にお湯を使った場合は、使った分が減ります。
ヒートポンプユニットは低騒音設計のコンプレッサーを搭載しています。運転音の騒音レベルは38dBなので図書館なみ(約40dB)の低騒音です※。
※貯湯量300L・370Lタイプ
※中間期条件(春秋頃)
※実際に据え付けた状態で測定すると、周囲の騒音や反響等の影響で表示数値より大きくなります
温度変更は可能です。
お湯はり量、温度の調節はできます。お湯はり量(水栓からの給湯量)は40~500リットルの間で10リットル刻みで調整できます。お湯はりが終了したらフルオート同様にメロディが流れお知らせしますが、自動的に停止する機能はありませんのでご注意ください。
ホームページの商品情報(エコキュート)をご覧ください。
設置している場所や環境、使用状況によっても違ってきますが、エコキュートの耐用年数は10~15年と言われています。
ヒートポンプユニットが壊れてしまうと、お湯が作れなくなり、貯湯タンクユニットが故障すると、お湯が出なくなったり、自動お湯はりができなくなったりします。特にヒートポンプユニットが壊れてしまうと、修理費用がかなり高くなるので、頻繁にリモコンにエラーコードが表示されるようになったり、お湯が思ったように作れなくなってきた場合以外にも、使用開始後10年程度経過していたら、交換を検討されたほうがよいと思います。
時期やタイミングによっては、エコキュートは納品までかなりの日数が掛かってしまうこともあるので、修理を依頼してもすぐに対応できず、しばらくお湯が使えなくなってしまうこともあります。調子が悪くなってきたら、早めに交換することをお勧めします。
既存の給湯器からエコキュートへの交換は、基本的には、現在お使いの既存の給湯器につながっている給水・給湯配管および風呂配管をエコキュートの貯湯ユニットにつなぎ換え、ヒートポンプユニットとの接続配管を行う工事をします。ただし、貯湯ユニットは重量が重いのでしっかりした基礎工事が必要です。またヒートポンプユニットは夜間に運転しますので、寝室などを避けた場所に設置することをお勧めします。後は、電気工事(電気配線、リモコンの取付け、アース工事など)を行えば据付工事完了です。
エコキュートは原則として屋外設置です。やむを得ず貯湯タンクユニットを屋内に設置する場合は、密閉室ではなく必ず通気口を設けて設置してください。また、床面の防水・排水工事を確実に行ってください。
ヒートポンプは冷媒のCO2漏れによる酸欠、及び冷風による室内温度の著しい低下がありますので、必ず屋外に設置してください。
設置には、機器の施工及びメンテナンスのためのスペースが必要です(貯湯タンク前面から600mm以上)。事前に搬入スペースも併せて確認してください。なおヒートポンプはエアコンの室外機同様に運転音、吹き出し風が発生しますので、ご近所の迷惑にならない位置への設置をお願いします。
貯湯タンクは重量物であるため、その満水質量に耐えられる基礎の上に設置し、指定のアンカーボルトでの脚の固定が必要です。また水平面に設置することが条件となります。
標準圧機種の場合、シャワーのご使用は2階までになります。3階でもシャワーをご使用になる場合は、『給湯加圧ポンプ』が必要になります。また階下の場合は、給湯配管に『負圧弁付空気抜き弁』を設けることで-5mまで対応可能です。
注湯は階上4m以内(浴槽上縁面まで)、階下1m以内(循環金具まで)になります。なお『給湯加圧ポンプ』、および『負圧弁付空気抜き弁』は、注湯側にはご使用できませんのでご注意ください。
お話機能はありませんが、802シリーズ以降のリモコンは接続可能です。
増設できません。リモコンを2台設けると通信がうまくいかず動作不良を起こします。
四面の囲いまでは必要ありませんが、機器に直接潮風が当たる場所への設置は避け、建物の影もしくは潮風を遮蔽する塀等を設けてください。また外装に付着した塩分が雨水で洗い流される場所に設置いただくことをお勧めします。
湯温等の設定・制御ができなくなり、沸き上げに支障がでるためご使用いただけません。他の温水器との接続は正規の使用方法ではなく、『保証対象外』になりますのでご注意ください。
2世帯住宅等で浴槽が2箇所にある場合、1箇所は自動お湯はり可能ですが、2箇所目は水栓からの給湯による落とし込み方式になります。それぞれのお風呂にお湯はりをする場合は、2台のエコキュートを設定してください。
貯湯タンクユニット、ヒートポンプともに排水が必要です。なお外気温や湿度によって差はありますが、1日で20Lほど排水される場合がありますので、工事説明書にしたがい必ず排水工事をしてください。
エコキュート取扱説明書[操作編]の61ページにエラー表示に対する対処法が記載されておりますので、お客様にてお試しください。
なお、再度エラーを表示する場合は、使用を中止してエラー表示内容を控えていただき、お買い上げの販売店(工事店)に点検・修理をご依頼ください。
下記を閲覧願います。
商品のお問い合わせ (お客様相談窓口)
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