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「点火しない」「火力が安定しない」など、ガスコンロの不具合は突然やってきます。料理をしたいときにガスコンロが使えないと、とても困りますよね。
ガスコンロで起こっている不具合は、自分で直せるものもあれば、修理や交換が必要になる場合もあります。
そこで今回は、ガスコンロで起こりやすい不具合や故障の種類と対処方法について説明します。
着火ボタンを押しても点火しないときには、さまざまな原因が考えられますが、主な起因となるのが以下の5つです。
・電池切れ
・吹きこぼしや水濡れ
・バーナーキャップの目詰まり
・ガス配管の空気残り
・安全装置の作動
点火しない原因でもっとも多いのが、「電池切れ」です。電池が切れていると、「カチカチと音は出るのに点火しない、火花は出るのに点火しない」といった症状が出ます。ガスコンロの電池の交換目安は、「半年〜1年」程度です。長らく電池交換をしていないのなら、まずは電池交換をしてみてください。
次に考えられる原因は、「吹きこぼしや水濡れ」です。バーナーキャップや点火プラグなどに水がついていると、点火を妨げることがあります。バーナーキャップや点火プラグを確認してみて、水分が付着していれば拭き取ってください。水分だけではなく、バーナーキャップに付着した汚れやさびが点火を妨げていることもあります。バーナーキャップが汚れていたら、歯ブラシやスポンジを使って汚れを落としましょう。
また、長期間使用していなかった場合や朝一番などは、ガス配管に空気が残っている場合がありますので、点火操作を繰り返してください。点火してもすぐ消える場合は、温度センサーが高温になっており、安心・安全機能がはたらいていることが考えられます。しばらく待ってから、再度点火してください。
火力が安定しないときには「バーナーキャップの水濡れや汚れ」、または「バーナーキャップの傾きや浮き」が考えられます。
前述したように、バーナーキャップの湿気や汚れは点火を妨げ、火力が安定しない原因にもなります。点火しても火力が安定しないときには、バーナーキャップを取り外して掃除をしてみてください。またバーナーキャップが傾いたり、浮いたりしている場合は、正しく取り付けてください。
また、風が吹き込んでいたり、扇風機やエアコンなどの風が当たっていると、炎がかたよったり、炎が赤くなったりします。炎に風が当たらないようにして使用してください。
この他、周囲で加湿器を使用すると、水分に含まれるカルシウムにより炎が赤くなることがありますが、異常ではありません。
プロパンガスのボンベ残量が少ないときに、ガス臭がすることがあります。ボンベ内のガスの量が少なくなると着臭剤の濃度が相対的に高くなり、臭いが強くなることが原因です。このガス臭には危険性はありません。
ガスボンベの上に設置されている調節器を見れば、ガス量が減りボンベの切り替えが行われた後なのかを確認できます。調節器の表示版が赤くなっていれば、予備のボンベに切り替わっています。
電池切れや汚れによる不具合ならば、自分で対処することができます。しかし、故障してしまったときには自己解決は難しいでしょう。ここでは、ガスコンロの不具合ではなく、故障が疑われるときの対応をお伝えします。
不具合の原因がわからないときや故障が疑われるときには、自己解決をしようとせず、まずはメーカーやガス会社、水まわり設備の専門業者に点検を依頼しましょう。
メーカー保証期間であれば、不具合の原因によっては部品交換や修理対応が無償で受けられることがあります。
ガスコンロに起こっている症状を伝えて、なるべく早く点検をしてもらいましょう。
ガスコンロの故障の具合や使用年数によっては、修理よりも交換を検討したほうがいい場合があります。一般的に、ガスコンロの耐用年数は「8〜10年」程度です。
使用頻度や使い方によっても耐用年数は異なりますが、8年ほど経過すると、不具合が出ることが多くなります。
そのため、設置から8年以上経過しているのであれば、修理ではなく交換を検討したほうがよいでしょう。
ガスコンロは使用頻度が高いので、その分不具合や故障が起こりやすいものでもあります。まずは、何が原因で不具合が起こっているのかを探ってみてください。
電池切れや汚れによる不具合ならば、自分で対処することも可能です。ガス漏れや故障が考えられるときには、メーカーやガス会社、水まわりの専門業者に点検依頼をしましょう。
設置から8年以上経っているのであれば、交換も視野に入れてみてください。ガスコンロは新機能やデザインの種類がとても豊富です。
ハウステックのシステムキッチン「カナリエ」では、平滑性に優れ、汚れを楽に拭き取れるガラストップ付きコンロなどさまざまな種類のガスコンロをご用意しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。