自然素材と調和するキッチン

昨今の住宅ではなかなか⾒かけない9寸の⼤⿊柱や2mの軒など、

昔から受け継がれる⽇本家屋の伝統と職⼈の腕が⽣きる新築住宅です。

県産無垢材や漆喰を使用し、素材と居心地にこだわった手刻み・木組みの住宅ですが、

お施主様の好みとライフスタイルから、和を感じるけれど古めかしくない、和モダンな雰囲気に仕上げました。

雰囲気を統一する際に難しかったのが設備の選び方です。

「自然塗料仕上げの無垢床と漆喰の壁に調和し、

なおかつ使い勝手がよく収納力があり、お手入れが簡単なキッチン」を望まれ、採用したのがマル―レでした。

一番お料理をされる奥様のご希望で、レイアウトはシンプルなI型に。

正面に窓を設けたので、調理をしながら外の景色を眺められます。

スマートな⾒栄えにするために、壁側に吊⼾や棚をつくらなかった分の収納は、振り返った先のカップボードに。

どちらも白（パールホワイト）を選択することで、キッチンの中から⾒ても外から⾒ても統一感のある空間になっています。

さらに、カップボードの上に木製カウンターを設置することで、造り付けのカウンターテーブルに。

⾒た目の調和だけでなく、配膳と片付けが最短でできる使い勝手の良さに、お施主様もご満足いただいています。

シンプルで自然素材を好むお施主様に、雰囲気でも機能面でもご納得いただけるキッチンをご提案でき、

私どももとても満足のいく仕上がりとなりました。

■システムキッチン：マルーレ（マインセレクション）

　間口：2700cm / 扉柄：パールホワイト

　ワークトップ：銀河エンボス