新技術により、
単独処理浄化槽とほぼ同サイズの合併処理浄化槽の商品化を実現

浄化槽の高さを低くしても、汚泥貯留能力確保と省エネルギー化、そして高度処理化を可能としました。

  • 沈殿分離槽

流F0AF54に含まれる固形物や、循環水及び嫌気汚泥移送水に含まれる汚泥等を分離除去します。

流入部にバッフルを設け、スカムの破砕を防止します。

上部は、嫌気ろ床槽上流側と連通させ、汚泥貯留能力を向上させています。

  • 嫌気ろ床槽

固形物(SS)の除去、有機物の嫌気的分解、硝酸性窒素の脱窒を行います。
嫌気汚泥移送エアリフトポンプにより、底部堆積汚泥の一部を沈殿分離槽へ移送します。
阻流板を配置することで、ろ床の反応効率を向上させています。

  • ピークカット機能

 流入水量の時間変動を緩和します。

 嫌気ろ床槽流出部の移流バッフルに、ピークカット移送エアリフトポンプを設け、沈殿分離槽、嫌気ろ床槽の上部をピークカット部としています。

  • 接触ばっ気槽

底部から全面ばっ気することにより、ろ床に空気を提供して好気処理を行います。具体的には、有機物の好気的分解とアンモニア性窒素の硝化を行います。浮上性のヘチマ様円筒状ろ材を充填してあり、上記機能の効率化を図っています。

  • 沈殿槽

接触ばっ気槽から移流したSSを沈殿分離して、上澄水を消毒槽に移送させます。
循環エアリフトポンプで処理水の一部と、底部に沈降させたSSを沈殿分離槽に移送します。

  • 消毒槽

塩素系薬剤を用いた接触溶解法により処理水の消毒を行います。