AA-043A1_システムバスルーム_フェリテプラス・フェリテ
29/32

27かっていましたが、どんな使い方が効果的なのかはっきり分かっていませんでした。そこで、十数種類の石けんやボディーソープの成分を比較し、実際に使ってみました。クリン軟水を使って石けんで体を洗うと、すすぎ時に肌がトゥルトゥルします。このトゥルトゥル感が、乾くとしっとり感に変わるのです。これには、石けんに含まれる脂肪酸の割合と種類が関係していることが分かりました。脂肪酸はボディーソープよりも石けん、特に純石けんに多く含まれるので、よりしっとりを感じたい方には純石けんをおすすめします。田中 実際に使ってみてクリン軟水の効果を実感したからこそ、自信をもっておすすめできます。クリン軟水と純石けんを組み合せて使うとびっくりするほど泡立ちもよく、お子様でも簡単に泡立てられるので、女性はもちろんお子様にとってもお風呂タイムが楽しくなるのではないでしょうか。山下 浴室の商品開発は私にとって初めての経験。最初は、調査や実験の繰り返しで、これが商品になるのだろうかと不安に思うこともありましたが、実際に完成品を手にした時は嬉しかったです。あれほど嫌いだった排水口のお掃除も怖くなくなりました。安井 実は入社して最初に作ったのが排水部品。当時はただ金属の板に細長い穴があいているだけのものでした。それが「楽すてヘアキャッチャー」になり、さらには除菌までできるように。まさかここまで進化するとは思いもしなかった。女性の視点があったからこそですね。全員 Newフェリテで、「使うほどにキレイを感じる、お風呂も私も」その喜びをぜひ感じてください!い」「キャップは開閉しやすくしたい」「クリン軟水自体の掃除もしやすいよう、シンプルな形状にしたい」「配管は隠したい」「床に置きたくない」 「洗場が広く使えるようコンパクトにしたい」とコンセプトを決め、開発メンバーと設計を進めました。安井 クリン軟水を使うことで浴室は汚れにくくなりましたが、排水口はまだ改善の余地があるのではないか、金属イオンの除菌効果と組み合わせたらクリン軟水と相乗効果があるのでは、というところから開発がスタートしました。浴室内の除菌にはどの金属イオンが適しているか、銅や銀、ニッケルなど様々な金属を調べた結果、銅なら除菌効果が高く、鍋や食器などの調理器具にも使われていて安全性も高い。そこで既存の楽すてヘアキャッチャーと銅を組み合わせるという方向性が固まって、実現に向けて、さらに調査を重ねました。山下 最初は「ぬめりって何?」というところから始まりました。ぬめりの正体は、石けんカスなど菌の栄養源となる物質、雑菌の老廃物の集合体。顕微鏡で見るとたくさんの菌が活発に動いていました。ところが銅を使うとほとんどの菌の動きが見えなくなり、ぬめりも臭いも気にならなくなったんです。山下 本体をすべて銅製にするとちょっと重く、楽すて動作がしにくい。そこで、手に触れる持ち手部分は手触りの良い樹脂製にし、一番ぬめりやすい底面だけを銅にすることにしました。ところが、樹脂と銅という熱膨張率が全く異なる素材を組み合わせるのが思った以上に大変で。とにかく試作品を作って、試して、ということを繰り返し、試作品は10種類以上になりました。安井 試作品を見ていただくとわかるのですが、穴径も穴の数も一つひとつ違うんです。穴径は大きすぎるとゴミが通り抜けてしまうし、小さすぎると詰まって排水されずに溢れてくることがある。試行錯誤を繰り返し、今の形に落ち着きました。田中 クリン軟水は、浴室が汚れにくくなるだけでなく、肌や髪にも良いことは分除菌楽すてヘアキャッチャーもNewフェリテで新登場したアイテムですね。クリン軟水で苦労したことはどんなことですか?製品ができて、今、どんな気持ちですか?最後に、お客様へのメッセージをお願いします。株式会社 ハウステック富山工場〒930-8526 富山県富山市一本木1010たくさんの試作品がありますが、とくに苦労したのはどこでしょうか?実際に使ったからこその自信作

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です